砂川恵理歌 オフィシャルウェブサイト

2009.3.10(火)No.7
那覇市立宇栄原小学校


今回は、那覇市立宇栄原小学校へ訪問させて
いただきました。
全校生徒554名の児童の皆さんと、保護者、
地域の皆さん数名が小学校の体育館に集まって
いただきました。





この日も貴重な授業の時間を頂いての
「Smile Seed Project」を設けてくださいました。
宇栄原小学校の先生の皆様、心から感謝申し上げます。



「あたなの大切な人を教えてくれますか?」
恒例の質問に「家族」「友達」「お母さん」
「みんな」 と、児童の皆さんから元気よく答えて頂きました。
自分が小学生の時、そう言えたかな?
と毎回考えさせられます。 そして、すごいなぁと思ってしまいます。
今回ご参加いただいた地域の皆さんへも同じ質問を伺ってみました。
「私の大切な人は今、塀の向こうにいて、帰りを
待っています。」 と、沢山の方の前で話してくださる方もいました。
話してくださって本当にありがとうございます。
その伝えてくださる心が有難い気持ちでいっぱいになります。

お一人お一人にもっとお聞きしたいと思いながらも
あっという間に時間は過ぎてしまいます。 「一粒の種」という曲を「あなたの一粒の種」
としてお届けしたい! そこから「種」が芽吹いて欲しいと願って
「一粒の種」を歌わせて頂きました。
じっと見つめて聞いて下さる方、目を閉じて聞いて
下さる方…。 広い体育館がしーんと静かになって、そこに集まって
くださった皆さんが真剣に聞いて頂いてるんだと
感じながら歌うことが出来ました。








そして、体育館を出てひまわりの種まきに
移動するとき、こんなことがありました。
『恵理歌さんの思う命ってなんですか?』
一人の小学生に少し固くて、
でもまっすぐな瞳でそう聞かれました。

「...。」
命をテーマにした「一粒の種」を届けに
訪問した私にこのまっすぐな質問。
これまでの私なら適当な言葉を伝えて
いたかもしれない。 勇気を出して声を掛けてきてくれた彼に対しても
この活動を始めるきっかけになった私の正直な
気持ちを曇らせないためにも正直に答えました。

「ごめんなさい。まだ解らないの。
だから、今答えを探している所なんです。」
そして、
「よかったら、君の思う命って何か聞かせてもらえませんか?」
と、聞き返しました。
すると、彼の答えは

『「死」だと思います。』
彼の人生に何があったんだろう...。
本当はこういう話し合いをゆっくり重ねていきたいんですが…。
それを現実させるには少人数でないと
心理的にも時間的にも難しいってことが
回数を重ねて分かってきました。 彼に詳しく聞けなかったけれどこう返事をしました。
「そうだね、死を考えていくと、生きるコトも
同時に考えてくるもんね。」
私の言葉を聞くと彼は少し柔らかい表情になって
『ありがとう』
と言ってくれました。

年齢じゃなく心の対話を重ねて行くコトで
互いに研磨されていくのかもしれない...。 そう気づかせてくれました。
「わたしの思う「命」ってなんなんだろう」
この活動を通して
「今に想いを注いで今を精一杯生ききる」
ことでいつかその答えを見つけたい。
そうまた強く思いました。

君はどう思う?
私はこう思う!
糸をこうやって手繰っていく過程に出逢いと感動が
ついてきてくれる。
勇気をだして声を掛けてくれた彼に心から感謝します。
そして、大事なことを教えてくれてありがとう。
そんな連なり方って素敵。

そして、元気いっぱいの栽培委員の児童の皆さんと
ひまわりの種を植えました。
後は任せました!
と、笑顔で宇栄原小学校を後にしました。









追伸:後日、芽吹きました!と報告いただきました♪

スマイル(ひまわり)の種が次はあなたの場所で芽吹きますように!

ではまた次のSmile Seed Projectで !