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2010.6.13 (日) №153
沖縄県 第4回沖縄県のがん対策に関するタウンミーティング

この日は、以前も出演させていただいた、琉球大学医学部附属病院がんセンターが主催する「がん対策に関するタウンミーティング」の4回目の会に参加させていただきました。

このミーティングは、琉球大学医学部附属病院がんセンターの増田センター長が中心となり、医療関係者や患者とそのご家族などが沖縄県が抱えるがん治療の問題点に関する話し合いを重ねながら、がん対策推進基本条例の早期制定に向けて話し合う場です。

昨年9月、今年の2月にも参加させていただき約50人の皆さんとご一緒させていただきました。
◎琉球大学医学部附属病院がんセンター長の増田昌人さん
◎日本医療政策機構理事・がん政策情報センター長の埴岡健一さん
◎特定非営利法人グループ・ネクサス理事長(厚生労働省がん対策推進協議会会長代行)の天野慎介さん
◎愛媛県あん診療連携協議会委員の松本陽子さん
のお話を聞かせていただきました。

がんになった時、県からどういうサポートや制度があったらいいかということが、先生方を含め現在がんと闘う患者の方、そのご家族の方、県のお役所の方、いろいろな立場のみなさんが集まって話し合われておりました。

アンケートを行い、集計で一番多かった内容が、
「がんだと診断されても、実際どこへ相談すればいいのかわからない。もっと相談できる場所を知らせる流れ(基盤)はないか」
ということだそうです。
そしてもうひとつ
「初めてタウンミーティングに参加したが、参加者が少ないように感じがっかりした。もっと県民ががんについて意識し参加できるようにこの場があることを知らせる努力が必要なのでは?」
という声もありました。

がんセンター長の増田さんは「チラシなどで広報しているが予算に限界があり、市町村や県の公報誌に相談窓口の案内掲載の協力が欲しい」
愛媛県あん診療連携協議会委員の松本陽子さんは
「患者や家族での口コミの努力も必要」などと話されていました。

真剣なその話し合いのあと、私の出番となり、「一粒の種」の歌が生まれるまでのエピソードを朗読し、歌を聞いていただきました。
「朗読きけて歌も聞けてよかったです」
「私も種を蒔きますね。いい歌を聞かせてくれてありがとう」
と力強い握手をしていただく方もおりました。

がん患者の男性が最後に残した言葉から生まれた「一粒の種」という歌。
この歌に出会えたおかげで、ご縁あってがんセンターの皆様に出会え、沖縄県が今まさにがんについての条例を手掛ける今にご一緒させていただける事に感慨深い気持ちになりました。
私はいち歌手としてこの歌を大事に歌わせていただいていますが、その活動が少しでも沖縄県でのがん条制定のお役にたてたらならと思います。

















では、また次のsmile seed projectで。