砂川恵理歌 オフィシャルウェブサイト

2009.5.11(月) №18
琉球大学

今回は琉球大学の〈キャリアと学生生活〉という講義の時間を私にさいていただきました。
この訪問は、ラジオの公開生放送へゲスト出演させていただいた時に
たまたまいらしていた琉球大学の先生から
『是非、あなたの話を聞かせて下さい。』と、声かけて頂いたことがきっかけです。

大事な学生の皆さんの講義の時間を頂戴し、迎えて頂きまして誠にありがとうございました。

講義では、生を知るには死を身近に考え、そしてそこからどう生きるか
大学生活の今をどう過ごしていけばいいのかを考えていこうという講義だと
先生からうかがっていました。

私自身、『死とは』『生きるとは』の答えはまだもちあわせていません。
きっとこれからもずっと模索しながら歩んでいくんだろうと思います。

そこで私が経験してきた事をお話しさせていただきました。
高校卒業し歌手を夢見て上京したが挫折したこと、沖縄へ帰って介護の仕事に就いて
そこで教えてもらった大切なこと、そこからどうやって夢だった歌手になって
夢が叶った後の試行錯誤の日々のこと・・・。
「一粒の種」という曲との出会いで、歌手砂川恵理歌がようやく歩むことが
できたと思えたこと、悩みながら、時に遠回りと思えた点がひとつに繋がっている
ように感じた事を話し「一粒の種」を聞いて頂きました。




















「自分にとって夢が何かまだ分からないけど、考えてみようと思いました。」
「今の自分と同じように悩みながら、今の道を手にしてきたんだなと
とても身近に感じました。」
と、多くの声を頂きました。










その日は、先生の奥様もわざわざいらして下さっていて、帰る前に少しお話し
後日、丁寧なお手紙を頂きました。

ご自身も以前に心臓病でお子さんを亡くされたこと、落ち込む日々の中で
家族の存在が「生きなくちゃ、育てなくては」と支えくれたこと
互いにいたわりあいながら、絆が深くなっていったこと。
最後には、「この歌で全国の方へ生きる光を与えていって下さい」と
背中を押していただく力強い言葉が綴られていました。

先生のご家族が懸命に育んできた深い「絆」を感じる文面に
この歌を伝えていくことの責任の大きさを改めて感じました。


まだまだ、試行錯誤、悩みながらも旅は続きます。










では、また次回のSmile Seed Project まで。