砂川恵理歌 オフィシャルウェブサイト

2010.10.25 (月) №212
長野県 長野俊英高校

この日から2日間は、長野県で初のSmile Seed Project。
御縁あって、信州プロレスリングのグレート☆無茶さんにお世話になり、訪問先のコーディネートから アテンドまでしていただきました。

まずはじめに、長野俊英高校で社会福祉基礎という選択科目を受講している3年生54名の皆さんと、2年2組の25名の皆さんに 授業のお時間をいただき、「一粒の種」をお伝えさせていただきました。
2年2組に関しては、担任の先生が、無茶さんの大ファン、ということで急遽授業内容を変更して参加してくださったのだそうです。

歌を織り交ぜながら、私自身が10代の頃歌手になる夢を持っていたけれど挫折したお話や そのあとに出会った介護の話をさせていただきました。

はじめはあまり反応が薄い感じがしておりましたが、 皆さんに「将来の夢は!?」と聞くとイキイキと手を挙げて答えてくれました。

「福祉士。母が介護師でその背中を見ていて自分もなりたいと思った。」
「舞台俳優」
「音楽関係の仕事に就きたい」
という生徒もいました。

場がひとつにまとまったころ、「一粒の種」ができるまでのお話をして、「一粒の種〜合唱〜」を歌わせていただきました。
皆さんとても真剣に聞いてくれました。


会が終わり、皆さんが教室を出た後、ある女子生徒が教室に戻ってきて
「砂川さん、どうしても伝えたいことがあります」
と、切り出してこんな話をしてくれました。

「私、プロの歌手になりたいと思っています。一度教室に戻ったんだけど、胸がずっとモヤモヤして・・・ どうしてもこのことを伝えたくて戻ってきました。」
と息を切らせ泣きそうな笑顔をキラキラさせながら話してくれた。

夢に向かって大きな一歩を踏み出した瞬間に立ち合えたようで嬉しくて彼女に
「いつか同じステージ立とうね。待ってるね!その分私もステージに立ち続けていられるように頑張るね。ありがとう」
と強くハグを交わした。

私自身も、子供のころから、「歌手になりたい」と口にだして誰かに言える勇気がなかなか持てなかったので 彼女の言う「モヤモヤ」が自分のことのようによくわかりました。
私に戻ってまで伝えたいと思って行動してくれたその勇気に立ち会えて、 歌いに来て良かったと強く思わせてもらえました。

「一粒の種」という歌を歌っていたからこそ出会えた素敵な瞬間でした。

ありがとうございました。










では、また次のSmile Seed Projectで。