砂川恵理歌 オフィシャルウェブサイト

2009.8.20(木) №74
沖縄県 沖縄小児発達センター

今回は沖縄市にある「沖縄小児発達センター」を訪問させて頂きました。

沖縄小児発達センターは、肢体不自由児のための福祉施設と医療機関を併せ持つ施設です。

この訪問のきっかけになったのは、沖縄でのインストアライブで出会った「笑佳(えみか)ちゃん」という女の子でした。 笑顔が本当に素敵な笑佳ちゃん。

お母さんと一緒に来ていた、インストアライブで「一粒の種」の歌と「Smile Seed Project」を知って頂いたのがご縁で、「お姉ちゃんの所に歌いに来て下さい」というメールを頂きました。

彼女の熱い思いに心を打たれ、今回の訪問が結びました。
結んでいただいた、笑佳ちゃんと理佳ママ。心から感謝いたします。
ありがとうございます。

そして、今回の訪問を満面の笑顔で迎えてくださった山田先生、ありがとうございました。
本来ならリハビリの大事なお時間を頂戴してライブをさせて頂きました。
皆さんの貴重なお時間をあてていただき本当に感謝いたします。
とても大きなセンターということで二回に分けての訪問となり、今回が第一回目。
今回は、沖縄小児発達センターに通われている皆さんとご一緒させて頂きました。

たくさんの子供たちとご家族の方、そして元気一杯の職員の皆さんとご一緒させていただきました。

沖縄の子守唄「童神」を一緒に歌い、そして「一粒の種」も聞いて頂きました。
「大事な方を思いながら聞いて下さい。」とお伝えし歌い始めると、傍らにいる子供をぎゅっと抱きしめながら聞いてくださる親御さん、そっと我が子を見つめながら聞いて下さる方、そして、温かい笑みを浮かべ聞き入ってくださる職員の皆さんそのどれもが、この歌にある「命」と言うものをとても強く私に感じさせて下さいました。

「ありがとう」と頂く言葉の重さをとても感じました。









ライブが終わって、病室にいる子供たちに会いに行ってきました。
笑佳ちゃんのお姉さん、和(のどか)さんにもお会いすることができました。
あまり表情が乏しいけれど数年前から笑うようになったと、笑佳ちゃんのお母さんが嬉しそうに話して下さいました。
「初めまして、砂川恵理歌といいます。今日は笑佳ちゃんに誘ってもらって、会いに来ました。」
と声を掛けると、 和さんは言葉を喋る事はできませんが、にっこりと笑ってくれて歓迎して下さいました。
その様子にそこにいた全員が
「わぁ!こんなに笑っている。こんなに笑っているの初めて!」
と喜んでいました。
笑佳ちゃんもお母さんもとても嬉しそうでした。
その、二人の喜ぶ顔に出会えて、本当に来て良かったと私をもっと嬉しくさせて下さいました。

会場への行き返りに、笑佳ちゃんのお母さん理佳さんが、
「笑佳が生まれてから、和の表情がだんだん増えてきたんです。私に沢山いろいろな事をこの子達から教えてもらっています。」
「私もここへ通うようになってから、だんだん元気になっていったんです。」
と話してくださいました。

「一粒の種」という歌も愛する人への想いが重なってそして繋がって生まれた歌ですが、笑佳ちゃんに出会って、理佳さんのこの言葉を聞かせて頂いて、人の優しさそして強さをとても感じました。
この歌をお届けする私の責任の大きさもとても感じました。

こうして、「一粒の種」という歌を通して出会う出来事の毎日に心から感謝する今回のSmile Seed Projectでした。













では、次回のsmile seed projectで。