砂川恵理歌 オフィシャルウェブサイト

2009.9.7(月) №79
沖縄県 特別養護老人ホーム 沖縄偕生園

今回は沖縄県南部の糸満市、海が見える丘に佇む沖縄偕生園へ訪問させていただきました。
ご担当いただきました沖縄偕生園の皆様心から感謝いたします。
ありがとうございました。

沖縄偕生園の入所の皆様、デイサービスの皆様、そして職員の皆様約100名の方とご一緒させて頂きました。

糸満の女性は強い!という話を良く聞きます(笑)
漁師の方が多い土地で、家を守るのは女性が多かった時代。
はっきり思ったことを伝えるカッコイイ先輩が沢山いらっしゃいました。
皆さんのより近くで歌いたいと思って、ステージの段から降りて歌おうとする私に、
「なんで!あんたの顔が見えなくなるさぁ。せっかく来たんだからちゃんと顔みせて歌いなさい!」
とごもっともなお言葉を頂戴し、素直にステージに戻りました。

そして、沖縄の歌や「籠の鳥」を一緒に歌い、「一粒の種」も聞いて頂きました。
「僕の十八番をデュエットして下さい」。
という熱烈な声も頂きご一緒させて頂きました。
一緒に歌うときは、にこやかに歌っていた皆さん。
「一粒の種」を歌い始めた時には、とても静かに耳を傾けてくださいました。
心の中にいる誰かを思いながら聞いて下さっているように感じました。

皆さんから「ありがとう」という言葉と笑顔が本当に眩しくて心に残り お届けできて心からよかったと思いました。











実は、沖縄偕生園は、今年1月に不発弾が爆発、施設が大きな被害を受け、今も修復作業が続いています。
沖縄県内で大きく報道されたので、記憶にある方も多いと思いますが、轟音とともに、 激しく揺れ、たくさんの窓ガラスが割れてしまったそうです。
戦後64年経ちますが、戦争はまだ終わっていない、という沖縄の現状を目の当たりにし、
私自身大変ショックを受けたニュースでした。
今は徐々に以前の穏やかさを取り戻しつつあるようですが、 お話を聞くにつれ、このような慌ただしいなか、私を受け入れてくださったお心をあらためて感謝せずにはいられません。
そして、このような事故が二度と起こらないようにと心から願っています。











では、また次回のSmile Seed Projectまで。