砂川恵理歌 オフィシャルウェブサイト

2009.9.19(土) №84
沖縄県 沖縄小児発達センター・周和園

今回は、沖縄市の沖縄小児発達センターのなかにある周和園を訪問させていただきました。
8月20日に沖縄小児発達センターの通所やリハビリに通われている方を対象に訪問させていただきましたが、 今回の訪問先である周和園は、重度心身障害児・者が入所生活を送っている場所。
職員の方など含め約100人もの方とご一緒させていただきました。
こちらでも、一粒の種のお話と歌を聞いていただきました。

今回の特に印象に残った出会いは、こうだいくんという男の子です。
アンコールをいただきましたので、こうだいくんに「好きな歌は?」と聞くと 「童神(わらびがみ)です」とお返事いただきました。
古謝美佐子さんが大好きなんだそうです。
「童神」は沖縄では定番の子守唄で、私もよくライブでカバーさせていただいています。
古謝美佐子さんはこの歌の作者でもあり歌い手。そして今も沖縄の音楽シーンをリードしている私の大先輩で、 私もお会いするたびに本当にお世話になっています。
なんと13年前「童神」を古謝さんが歌い始めた頃に古謝さんもこの場所にきて歌ったんだそうです。
そんな古謝さんの話でひとしきり盛り上がった後、童神を会場のみんなで歌い、とても温かい雰囲気に包まれました。
ライブが終わって、司会をしてくださった山田先生に 『「一粒の種」も「童神」に通じる歌の力を感じます』とのお言葉をいただき、少し驚きましたが、とても嬉しく思いました。

歌を通してこのように心が通う瞬間をともにできたことをとても嬉しく思います。
そして、私が歌う「一粒の種」もいつかこうやってに次の世代にもつながれていくといいなあ、と感じています。

8月20日の訪問のきっかけとなった笑佳ちゃんと理佳さんに今回はたくさんお手伝いもしていただき、 また新しいご縁を繋いでいただきました。
重い障害をもちながらも明るく強く生きている皆さん、そしてそれを支えるスタッフや家族の皆さん との出会いに、また私が力をいただきました。
ありがとうございました。











では、また次回のsmile seed projectまで。