砂川恵理歌 オフィシャルウェブサイト

2009.9.26(土) №89
沖縄県 北中城若松病院

この日は、沖縄県中部、北中城若松病院を訪問しました。
入院されている方、ご家族、院内のスタッフ50名ほどの方に、院内のリハビリ室へお集まりいただきました。
この日のために多くの準備をいただいた病院のスタッフの皆さん、ありがとうございました。


この若松病院には5人の「チャプレン」がいらっしゃいます。
「チャプレン」とは、教会以外の病院や学校などで働く聖職者のことだそうです。
5人のチャプレンの皆さんは、「かりゆし会」と名前をつけて、各病棟で歌を歌うこともするそうです。
院内には礼拝堂もありました。




泉川チャプレンが司会を担当してくださり、 「笑」「童神」「十九の春」と「一粒の種」も聞いていただきました。
「童神」は、このライブの前に事前にリクエストをいただいていました。

実は、この日、サプライズをご用意してくださっていました。
1曲目の「笑」を歌い終えたとき、泉川チャプレンの「サプライズゲストをお呼びします」の声とともに 現れたのは、私の介護職時代「友愛園」で働いていた時の上司でした。
とてもびっくりして、ライブ中であることも忘れて素になってしまいました。
若松病院のリハビリ担当で、今回のライブのために調整をいただいた宮里朝康さんが、 私を喜ばせる為にお声を掛けてくださったそうなんです。
宮里さんと元上司は、理学療法士同士の勉強会でお知り合いだったとか。


「しゃべりがとても上手になったね。」と元上司。
とてもお世話になった方なので、大変恐縮してしまいました。
「いつも頑張り過ぎてしまう砂川さんだから、時にはちゃんとなまけて。 この“なまけたろう”を抱っこしてくださいね」
と愛情と愛嬌たっぷりの温かい言葉と、可愛らしい「なまけたろう」をいただきました。


病院側からのリクエスト「童神」は
「砂川さんこの歌をよく歌っていたからまた聞きたい」
という、元上司からのリクエストだったそうです。

温かい空気のなか、泉川チャプレンも歌を披露してくださり、
最後は、会場の皆さんと「一粒の種」を合唱させていただきました。
重度の患者さんも、一生懸命に目を開いて首を少しだけ振って聞いてくださっていました。

ライブが終わって、記念に、と「サンゴ鈴」という鈴を頂きました。
海での役目を終え、浜に打ち上げられたサンゴ。
「一つでは、どんなに振ってもなにも奏でませんが、 この1つが合わさって2本3本4本と重なればこんなに素敵な音がするんですよ」
という素敵なエピソード付きで。
とても涼やかで、やさしい音がする鈴です。

歌う環境をいただくだけでも、うれしくありがたいこと。
今回は、それ以上に私を喜ばせようとしてくださった若松病院の皆さんのお気持ちとお心遣いが とても伝わってきた、とても幸せな時間でした。









では、また次回のsmile seed projectまで。