砂川恵理歌 オフィシャルウェブサイト

2009.10.8(木) №92
沖縄県 協同にじクリニック

この日は、沖縄県那覇市の協同にじクリニックにて、デイケア・デイサービスご利用の皆様、職員の皆様、約100名ものの皆さんとご一緒させていただきました。

伊計看護師長はじめ、みなさんにとても温かく迎えていただきました。
ありがとうございました。

会場に到着するとすでにたくさんの利用者の方が待っていてくださいました。
始まるまでは、緊張感が漂っていたけれど、「籠の鳥」をみんなで歌うと一転して和やかな雰囲気に。
特にお年寄りが多いところでは「籠の鳥」をほぼ毎回、一緒に歌いますが、一緒に歌うと 初めましての垣根をポンと越えられ、近くなれる気がします。

一人の女性の利用者が
「うれしぃね〜。こんなに沢山人が集まってくれて。うれしいぃね〜」
と一曲歌い終えるたびに、しきりに喜んでくださいました。

そして、「一粒の種」も皆さんに聞いていただきました。
会が終わった後、この歌のことで、ある職員の方が話しかけてくださいました。

「数ヶ月前父を亡くしたばかりで、業務中でしたが涙を堪えることができなくて、外で聞いてました。
生でこの歌を聞けて本当によかった。父からの言葉のようでした。ありがとうございます。」


smile seed projectも、もう92回の訪問を数えました。
このときもそうでしたが、特に沖縄県内の訪問先で「一粒の種」を歌うときに、最近よく感じる変化があります。
「次に一粒の種を歌います」
と言うと、会場の雰囲気が一瞬で「聴く」雰囲気に変わります。
初めのころにはなかった、とても不思議な空気感です。
この歌を聴きたいと思って待っていてくださったことや、この歌に真剣に向き合ってくださっていることを、ひしひしと感じ 私自身の気持ちにも張りができます。

ここまでsmile seed projectを続けてこれたことはもちろん私だけの力ではありません。
人から人へ繋いでいただき次から次へと訪問先をご紹介いただけること、 メディアの皆さんのお力でこの歌が徐々に広がりを見せていること
そして、今回のお父様のことをお話しくださった職員の方のような、お一人お一人のこの歌への思いが ここまでsmile seed projectを大きくしてくださったのだと思います。
あらためてこの多くのご縁に、感謝の気持ちを深く感じています。












では、また次回のsmile seed projectまで。