「一粒の種でいいから生きていたい」
―2004年、あるがん患者の最期の言葉を女性看護師が聞き取り「一粒の種」というポエムを作りました。看護師は沖縄県・宮古島出身。このポエムをもとに同郷のシンガーソングライター・下地勇が曲をつけ、歌うことを同じ宮古島出身の歌手・砂川恵理歌に託します。患者の死から5年、リレーされたこの歌は、砂川恵理歌が2009年にCD化、沖縄県内で年間のトップセールスを記録しました。
大切な方を亡くした方、病気と闘う人、そして、がん患者などからの支持をいただき、また学校で合唱として歌われるなど、新しい沖縄を代表する曲として歩き始めています。

2010年、支持をいただいた方からの後押しを受け「一粒の種」は生まれ変わって再度発売をすることになりました。歌詞やメロディはそのままに、編曲に明るさと歌いやすさを加味しました。2009年バージョンが1対1の歌であるならば、2010年バージョンは広く普遍的に命と希望を歌ったものとしてお届けいたします。子供のコーラスには、地元沖縄の那覇少年少女合唱団の皆さんに参加をしていただきました。

誰もが経験する大切な人との別れ。その痛みに小さな願いや希望を射し、寄り添う歌。
あなたの大切な方を思い、聞いてください。

この新生「一粒の種」まずは沖縄の皆さんにお届けいたします。


作詞: 中島正人・高橋尚子・下地勇
作曲: 下地勇
編曲: 武部聡志
ピアノ/鍵盤リコーダー:武部聡志 ドラム:山木秀夫 ベース:松原秀樹  ギター/三線:小倉博和 ストリングス:今野均ストリングス シンセサイザーオペレーター:山中雅文 コーラス:那覇少年少女合唱団 プロデュース: 武部聡志